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知っておくべきジャガイモの病気!5つの病気の被害とその対処法
2019/11/6

知っておくべきジャガイモの病気!5つの病気の被害とその対処法

ジャガイモ栽培では、そうか病などの他の野菜では起こりにくい病気など、様々な病気が発生し、イモが病気で収穫できなくなってしまうということも多々あります。今回はジャガイモの主な病気5つとその防除方法をまとめました。

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1.そうか病

 

そうか病は、ストレプトマイセス属の放線菌(細菌)が原因で起こる病害で、塊茎に5~10mm程度のコルク化した病斑が発生します。

食味は変わらないため、皮を剥けば食べることができます。しかし、見た目が悪くなるので商品化できなくなり、多発した場合に被害が大きくなります。

乾燥している土壌で発生しやすいので、対策を行わないと、長年被害を受け続ける可能性があります。

ジャガイモのほか、ダイコンやカブ、ゴボウなどの根菜類にも発生します。

予防・対処法

感染している種イモを使うと、土壌が汚染されて子世代にも伝染してしまいます。病原体を減らすことにつながる予防策として消毒した種イモを使うようにしましょう。

また、連作を行うと、病原菌の増殖に寄与してしまう他、土壌中の栄養バランスに偏りが生まれるため、可能な限り避けるようにしましょう。

ジャガイモはナス科なので、トマトやナス、万願寺トウガラシ、ピーマンなど他のナス科作物も含め3年程度は間隔をあけて栽培するようにしましょう。連作することによる弊害についてはこちらの記事をご参照ください。

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2.軟腐病

乾腐病は、フザリウム属菌という放線菌により引き起こされる病害です。ジャガイモにおいては、塊茎内部が黒変〜褐変するという病状が見られます。

病原体は根から侵入し、腐敗させることなく導管部を褐変させます。これにより、水分や養分の流れが阻害され、生育不良や黄化などが起こり、場合によっては枯死してしまいます。

発病した場合、その個体が出荷できなくなるだけでなく、土壌伝染病として被害が拡大する可能性があります。ジャガイモの他にもダイコンやカブ、キャベツなどに発症します。

対処法

乾腐病を予防するためにも、消毒した種イモを使う、連作を避ける、未熟な堆肥を加えない、ということが重要です。

乾腐病は傷口から植物体内に侵入することで感染します。植物に傷を付けないために、センチュウ対策をすることも有効になります。

ジャガイモを掘り出すときも、傷が付かないように気をつけて収穫し、貯蔵中には糸状菌が好む高温多湿な状態にならないように注意しましょう。

3.軟腐病

カビによって地下部から腐敗が始まり、やがて地面近くの下葉にも水浸状の病斑が現れて強い臭いを放ちます。ジャガイモだけでなく、レタスやキャベツなどでも多く発生します。水はけが悪い土壌や高温多湿な環境の中で発生しやすくなります。

土壌細菌は基本的に、高温多湿でpHが中性〜微アルカリ性の土を好む傾向にあります。夏に播種や定植をすると、発病する可能性が高まり、発症した場合に受ける被害も大きくなります。細菌は植物の根圏で増殖し、雑草の根圏で越冬することが知られています。

予防・対処法

軟腐病の環境誘因を小さくするためには、水はけの良い土壌作りを心がけることと、地温の上がりづぎに注意することが重要です。

また、雨の日に収穫することは避けて、貯蔵前には風通しの良い場所で日光に当てて乾燥させましょう。

ひとたび発生すると防除が難しい軟腐病ですが、殺菌剤以外にも、植物防御活性剤や生物的防除剤も販売されています。上手に活用して被害の拡大を防ぎましょう。

4.モザイク病

モザイク病はアブラムシが媒介する病気です。アブラムシが葉から吸汁するときに植物に感染し、発病した部位から分泌される汁液によって周囲に被害が拡大します。

発症すると葉にモザイク状の模様が現れ、進行すると葉が萎縮してしまいます。モザイク病はほとんどの野菜に発生する病気のため、近くで育てている作物からの伝染にも注意しましょう。

予防・対処法

モザイク病には発病後に目立った治療法がないので事前の防除が大切です。マルチやトンネルによって、病気を伝搬するアブラムシの飛来を防ぎましょう。感染した葉は見つけたら除去してください。

感染拡大防止のため、発病した葉に触ったら、消毒するまでは他の葉には触れないようにしましょう。

5.青枯病

葉が青々としたまま株の一部が萎れてしまいます。進行が早いため、放置しておくと病原菌が株全体を侵食して枯死に至ります。 茎の断面を見てみると乳白色の菌泥が見られることがあります。

防除方法

青枯病に感染した株は早期に根から引き抜いてください。青枯病の病原菌は乾燥に弱いので、抜き取った後しっかり日に当てて乾燥させる、あるいは燃やすなどして適切に処分しましょう。青枯病は一度発生するとその後も同じ場所で繰り返し発症する可能性があるため、連作は避けるようにしてください。

おわりに

そうか病、軟腐病、乾腐病についてはさらに詳しく解説しています。もっと知りたい!という方は是非こちらをお読みください。

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ジャガイモの害虫に関するこちらの記事も知識として理解しておきましょう。

加藤 慶太

農業ライター

全国の生産者の元を訪れ、自らの視点で様々な情報を提供します。

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