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必見!ベランダ菜園の注意まとめ!ベランダ菜園をはじめよう
2020/8/31

必見!ベランダ菜園の注意まとめ!ベランダ菜園をはじめよう

ベランダ菜園では守らなければいけないマナーやルールがあり、ベランダ特有の環境にあわせて菜園を作らなければいけません。この記事ではそうしたベランダ菜園の注意事項と対策をまとめました。

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1.はじめに

ベランダとプランターを活用することで、庭や畑をもっていない人でも家庭菜園を気軽にはじめることができます。窓をあけると菜園が広がっていて、新鮮な野菜を収穫できる光景は誰しも一度はあこがれるものです。珍しい野菜を育ててみたり、プランターを選んで自分好みのインテリアにしてみたりとベランダ菜園の夢が広がります。

しかし、ベランダ菜園には思わぬ落とし穴がいくつか存在します。ベランダは自分の家であるとともに、集合住宅の一部です。また、環境的にも露地の畑は全く異なります。ベランダ菜園をはじめようとしている方にぜひ読んでほしい、ベランダ菜園をおこなう上での注意点をご紹介します。

2.ベランダ―菜園のマナー

ベランダ菜園をおこなっていく上では、いくつかのルールとマナーがあります。集合住宅の場合には管理規約をよく読んでルール違反にならないように気を付けましょう。

2.1避難経路をふさがない

集合住宅のベランダは避難用の動線として想定されています。隣家との境が非常時に破ることのできる避難隔壁になっていたり、上下階につながる避難用ハッチや避難梯子があったりするのが確認できます。避難動線は人命に関わるものですので、決してふさいではいけません。具体的には、避難隔壁の前にプランターを置かないこと、ハッチの上にプランターを置いたりウッドパネルを敷いたりしないこと、人が十分通れる広さの通路を確保しておくことなどが挙げられます。

2.2排水口を詰まらせない

排水口は大雨が降ったときにスムーズに階下に水を排水するために重要です。枯れ葉や土がベランダに落ちたのを放置しておくと、排水口を詰まらせてしまう原因になります。排水口を直接ふさいでしまうようなプランターの配置にしないとともに、定期的に掃除することが必要です。掃除するときにも汚れた水が隣家に流れて行かないように注意してください。

2.3物を落下させない

狭いベランダを有効活用するために、専用の金具を使って手すりにプランターをひっかけることがあります。その場合、必ずベランダの内側にかけるようにしてください。ベランダの外側にかけたり、手すりの上に植木鉢を置くことがないようにしてください。強風が吹いたときや何かのはずみで下に落下してしまうと取り返しのつかない事態になりかねません。また、作業中も道具等が落下しないようにしましょう。水やりの際にも水が階下の家に滴らないように注意してください。

2.4床に気を付ける

ベランダの床には重量制限があります。ベランダ菜園で大量のプランターを使うと土の重さもあわせてかなりの重量になります。管理規約をよく確認して何個までプランターを置くことができるか確認しましょう。素焼きのプランターを使うと重量が増しますが、プラスチック製のプランターを利用すると軽く済みます。

また、ベランダの床が水漏れしないかも注意してください。プランター栽培では水やりの頻度が多く、プランターの真下には水が良くたまってしまいます。その水が階下の家に滴ってしまうと大問題になります。プランターとセットで鉢皿を購入して、プランターの下に置くと、水も土も流れていかないためおすすめです。

2.5臭いに気を付ける

有機質の肥料は独特の臭いを持っていることがほとんどです。完熟の植物性の堆肥などはそこまで臭いはありませんが、鶏糞や魚粕といった肥料は近隣の家にとってみれば悪臭です。ベランダ菜園では、臭いのない化成肥料や液体肥料を使うとよいでしょう。

3.ベランダ環境の確認

家のベランダが菜園に適しているか確認しましょう。2.ベランダ菜園のマナーで挙げたポイントを踏まえつつ、プランターがいくつ置けるかを確認します。同時に次のようなことも確認しましょう。

3.1日当たり

野菜が生育するのに日当たりはとても重要です。しかし、ベランダの方角や手すりの高さ、季節などによっても変わりますが、ベランダはあまり日当たりが良い環境とは言えません。ベランダのどの場所に何時間日が当たるかを確認しましょう。

ほぼ一日中日が当たるような「日なた」であれば、トマトやトウモロコシ、カボチャ、ジャガイモといった多くの野菜を育てることができます。半日程度は日が当たったり、壁の反射光が一日中当たっていたりするような「半日陰」であれば、イチゴやコマツナ、エンドウマメやレタスなどを育てることができます。直射日光が全く当たらないような「日陰」であれば、弱い光を好むようなミツバやミョウガといった野菜を育てるのが良いでしょう。

思うように日が当たらない場合には、台を使ってみましょう。台の上にプランターをのせることで手すりの日陰にならず、良く日がさしこむようになります。逆に日差しが強すぎる場合には「よしず」などを使って軽く日陰を作ってあげましょう。

3.2風通し

風通しが悪くよどんだ環境では、病害虫が発生しやすくなります。ベランダの中でも角などの奥まった部分は風通しが良くないかもしれません。風通しが悪い場合には台を使い、台の上にプランターをのせることで改善することができます。

3.3生活環境

ベランダは菜園をするためだけのスペースではありません。例えば洗濯物を干すときに野菜の葉や土に擦ってしまうと汚れてしまいます。自分の生活スペースも考慮しながら、ベランダ菜園のプランターの配置を考えていってください。

4.ベランダ環境の対策

ベランダは、実は野菜にとっては非常に過酷な環境です。重点的に対策する必要のあるベランダ環境は次のようなものがあります。

4.1暑さの対策

ベランダの床はコンクリートで出来ており、夏場に直射日光があたると60℃以上の高温になることもあります。その熱が直接プランターに伝わってしまうと根に大きなダメージを受けてしまいます。プランターを直置きせず、レンガや台の上に置くとよいでしょう。また、床自体をウッドパネルを敷き詰めることも有効です。その際には避難用ハッチをふさがないようにしてください。

4.2強風の対策

集合住宅の高層階では強風が問題になることがあります。風通しがよいのはいいのですが、野菜が折れそうになることが時々あります。支柱を立てて野菜を支えたり、あんどん囲いを作ったりしてプランターごとに強風対策をすることもできますが、手すりに防風ネットをくくりつけてベランダ全体で対策することができます。あまりに風が強く、防風ネットでは力不足のときは、透過光は減りますが不織布を使うとより防風することが可能です。

4.3室外機の対策

室外機からは極端な冷風や熱風が吹き出すため、室外機の前に野菜を置くと傷んでしまいます。室外機の上も同様です。また、土が乾燥しやすくなり、重ねて悪影響があります。つる性の野菜では室外機に絡まってしまうこともあり、室外機の前に野菜を置くのはやめましょう。木製の室外機カバーで室外機を覆うと、ナチュラルな質感になるとともに室外機の上にプランターを置くことができるようになります。

5.おわりに

今回はプランター栽培の前提として、ベランダ菜園の注意事項をご紹介しました。ベランダならではのマナーや厳しい環境にあわせて素敵な菜園を作り上げていきましょう。

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田口 翔一Taguchi Shoichi

ライター

農学のアカデミックな見地をわかりやすく取り入れた記事を作成していきます。

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