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タマネギの害虫対策!アザミウマ、ネギハモグリバエなどの防除方法まとめ
2020/7/10

タマネギの害虫対策!アザミウマ、ネギハモグリバエなどの防除方法まとめ

タマネギの栽培では、アザミウマやネギハモグリバエなど、様々な病害虫への対策が必要になってきます。タマネギの被害状況を見てどの害虫による被害なのかを判断し、適切な対処を行いましょう。

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1. アザミウマ

アザミウマは様々な植物に発生する害虫です。複数の作物を同じ場所で育てていたり、雑草が多かったりすると発生しやすくなります。アザミウマは口を植物の表面に押し付けて汁を吸い上げるため、葉に白っぽい小さな斑点が残ります。

防除方法

アザミウマは成虫になっても地面近くにいることが多いため、農薬や天敵による防除の効果が上がりにくいという手強い害虫です。タマネギに限らず様々な植物に寄生するため、周りの雑草は丁寧に取り除くようにしましょう。また、マルチを張ることによって飛来と蛹化の対策になります。

アザミウマが発生した場合には、蒸しこみによる処理を行いましょう。大量発生してからでは薬剤も効かなくなってしまうため、発生初期の防除が重要です。

2. ネギハモグリバエ

葉の内部から侵食して白い筋のような跡を残すため、多発すると葉全体が白っぽく見えるようになります。また、一部は葉の内部に卵を残します。幼虫が葉からりん茎にまで侵入すると、収穫物の品質に大きな影響が出てしまいます。

防除方法

生育初期に被害を受けると葉の奇形につながることもあるため、早期に発見することが重要です。寄生蜂などの天敵を用いる方法もあります。

3. コガ

幼虫が葉の内部に潜りこんで食害を起こし、白い筋を残します。ネギハモグリバエと似ているため、見分けるには葉から幼虫を取り出して観察する必要があります。

防除方法

幼虫が葉に侵入してしまってからでは殺虫効果が減少するため、薬剤での防除を行う場合は、幼虫がふ化する前後の時期を狙いましょう。

4. ヨトウムシ

夜間に株間から出てきて植物を食い荒らします。ふ化した幼虫は卵塊の周辺部から葉の表皮を残して集団で食害を引き起こします。次第に幼虫は広がり、他の部位にも食害をもたらすようになります。

防除方法

葉の裏に大量に卵を産み付けるため、日ごろから葉裏を観察し、見つけたらふ化しないうちに葉ごと処分しましょう。成長すると、昼間は土の中に隠れているようになるため、被害が出ているのに見つからないという場合は土の中を探して駆除します。薬剤での防除も有効です。

5. アブラムシ

小さい黄色や黒色の虫で、繁殖力が高く大量に発生します。主に葉の裏に群生して吸汁し、葉の萎縮や生育阻害を引き起こします。また、アブラムシの排泄物によって葉がベタベタになるほか、ウイルス病を媒介したり、アリを誘因したりもします。

防除方法

アブラムシを駆除する方法として、テントウムシをアブラムシの近くにおくというものがあります。テントウムシ1匹あたりで100匹前後のアブラムシを捕食すると言われており、ビニールハウスなどのテントウムシが逃げにくい環境でアブラムシの対策を行うときにおすすめです。

また、アブラムシと共存関係にあるアリを駆除する方法もあります。アリはアブラムシの排泄物をもらう代わりにアブラムシを守っているため、アリを取り除くことでアブラムシを排除することができます。

6. 終わりに

タマネギ栽培に限らず、害虫や病気による大きな被害を防ぐために重要なのは生育環境を適切に維持することです。水やりは適切か、肥料や土に問題はないか、風通しはよく保たれているか。これらの点すべてに気を配ることは簡単ではありませんが、適切に栽培環境の管理を行いながら、より良い野菜作りを目指しましょう。

ただし、どんなに気をつけていても害虫が発生することはあり得ます。特に大量に発生した場合には、薬剤を使った対処も有効です。本ページの農薬データベースの対象農作物の欄に「玉ねぎ」、適用病害虫に害虫名を入力すると、害虫の防除に適した薬剤を検索することができます。そちらの情報も参考にしながら、適切な方法で駆除を行ってください。

加藤 慶太

農業ライター

全国の生産者の元を訪れ、自らの視点で様々な情報を提供します。

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