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タマネギを病気から守りたい!タマネギ栽培の9つの病気、症状とその対策方法まとめ
2020/1/18

タマネギを病気から守りたい!タマネギ栽培の9つの病気、症状とその対策方法まとめ

タマネギ栽培でも大きな脅威になるのが菌などを原因とする病気。軟腐病、べと病、萎黄病など、タマネギを栽培するうえで厄介になる9つの病気について、その症状、さらには対策方法を、病気ごとにまとめました。

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1.軟腐病

球の肥大期に、灰褐色の病斑が葉に生じます。次第に株全体に急速に広がっていきべとべとに腐敗して異臭を放ちます。葉や茎は軟化して悪臭を放ちながら萎れて倒れてしまいます。

防除方法

水はけが悪くてかつ窒素過多の土壌で栽培すると軟弱化して発生しやすくなります。畑の排水を良くして、窒素過多にならないように注意するなどが対策となります。被害を受けている株を見かけたら、すぐに引き抜いて処分しましょう。

2.べと病

主に葉に発生します。淡黄色の小さな斑点が拡大して時間が経つと、大きな黄褐色病斑がみられるようになり、温暖で多湿な時期にはカビが発生してきます。雨が続いて湿度が高い場合、伝染した葉がベトベトになるのが名前の由来です。

防除方法

密植を避け、排水を良好にするなどして過湿状態にならないようにしましょう。また畑では土壌からの感染への対策として敷きワラやビニールマルチの利用をおすすめします。予防としての薬剤散布も有効です。

3.灰色腐敗病

生育期に下葉から黄化、軟化して萎れてしまいます。球は赤褐色となって灰色の粉上のカビが発生します。冬の雨の多い時期に発生しやすくなる病気です。

防除方法

発症した球は見つけ次第畑の外にだして処分するようにしましょう。

4.萎黄病

葉が黄化していき、まだ小さいうちかかると捻じれてしまいます。他にも株がわい化するなどし、進行した場合は枯死してしまいます。

防除方法

残った葉や茎が萎黄病に感染していると、それがもとになって菌が増殖していく可能性があります。前の作物の残渣はしっかり処理してから栽培を始めるようにしましょう。寒冷紗を使って菌を媒介する虫の侵入を防ぐことが予防になります。

5.黒斑病

褐色の大きめの病斑が葉に発生します。病斑が出来た部位は軟化して折れやすくなりますが、葉全体に病斑が拡大することはありません。比較的成長してから発生しやすくなる病気です。

防除方法

肥料不足が原因で発生しやすくなるので、適切な管理を行いましょう。また、過湿の環境にならないように気を付けましょう。多発した時には連作は避けたほうが良いです。

6.ポトリチス葉枯病

いくつかの種類のあるポトリチス菌が葉に寄生して起こる病気です。下葉に数ミリ程度の楕円形のくぼんだ斑点が発生し、次第に上葉に広がっていきます。

防除方法

苗感染が主な発生源となるので、健全な苗を使うように注意しましょう。

7.乾腐病

葉の大部分が黄化して萎れ、枯死してしまいます。根も細くなってしまいまうなど、株全体が生育不良に陥ってしまいます。根の付け根に白いカビが生えることもあります。

防除方法

土壌が汚染されていると高温時に高確率で発症してしまうので、連作を避けるのが重要です。

8.灰色カビ病

灰色カビ病は、ボトリティス菌という風によって飛散する糸状菌が原因となる病気で葉、茎などに発生します。初めに水浸状の病斑が現れ、時間が経過すると病斑部に灰白色〜褐色のカビが生じます。また、カビが茎の内部に及ぶと水を吸い上げられなくなり、それより上の部分の枯死につながります。

防除方法

葉が茂りすぎていたり植わっている場所の風通しが悪い場合、湿気が溜まって胞子が拡散しやすくなります。できるだけ風通しの良い場所で株間を空けて育てましょう。

9.苗立枯病

発芽して間もない頃に発生しやすくなります。地面に近い部分から白く軟化してくびれ、間もなく枯死してしまいます。多湿の時には根本付近に褐色の菌糸が発生します。

防除方法

糸状菌が土壌や枯れた植物を通じて増殖して感染します。連作を避け、土壌を必要に応じて殺菌しましょう。

10.おわりに

すでに患部が広がり、葉を取り除くだけでは完治が難しい場合は農薬を使う必要が出てきます。本サイトの農薬データベースの対象農作物に「タマネギ」、適用病害虫に害虫名を入力して出てくる情報を参考にしてください。

加藤 慶太

農業ライター

全国の生産者の元を訪れ、自らの視点で様々な情報を提供します。

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