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美味しいダイコンを栽培するために!知っておくべきダイコン栽培9つの病気
2020/9/15

美味しいダイコンを栽培するために!知っておくべきダイコン栽培9つの病気

冬の野菜の代表格、ダイコンの栽培。順調に育てば大きく育てることができますが、放っておくと様々な病気にかかってしまう可能性があります。今回はダイコン栽培で気を付けたい9つの病気とその防除方法をまとめます。

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1.白さび病

葉の裏面に白色の小さな斑点が発生し、進行すると表皮が破れて白色の胞子が飛散して伝染します。病気が発生した葉はやがて色抜けして黄色くなります。

防除方法

白さび病にかかった葉は、被害が拡大しないようにその場でビニール袋などに入れて持ち出し、畑の外で処分しましょう。窒素過多にならないように適切に肥料を管理し、水はけの良い土壌で育てましょう。

2.萎黄病

高温多湿の環境で発生しやすくなる病気です。葉が黄緑色に変色しながら奇形化したり、ねじれて小さくなるなどの症状が出ます。主に土壌感染によって広まっていく病気です。

防除方法

菌は一度発病すると土の中で残存して根から侵入して広まるので、病気が発生した株は畑の外で処分して土壌を通じての感染を最小限に留めましょう。感染すると同じ畑の苗がすべて感染してしまう可能性があるので、温度の高い時期に地面をビニールシートで覆って地温を上げることで細菌や幼虫を死滅させる、太陽熱消毒を行っても良いでしょう。

3.べと病

葉に黄緑色のややへこんだ病斑が出来、裏面にカビが生じます。症状は主に下葉から生じ、広がると一枚の葉全体に広がることもあります。病斑のある葉は、降雨などで湿度が高くなるとベトベトになります。

防除方法

水はけの悪さ、窒素過多、連作など、他の病気にもつながるような基本的な点が主な原因として挙げられます。間を開けて栽培し、排水を良くして過湿の環境にならないように注意しましょう。

4.根くびれ病

根が黒くなってくびれ、葉が萎れてきてしまう病気です。根が肥大する時期に発生すると次第に褐色の病斑が発生し、根全体の表面に広がっていきます。

防除方法

水はけの良い環境での栽培を心掛け、連作は避けましょう。糸状菌が病原になるので、被害に会っている株を見つけた場合は畑の外で処分するようにしましょう。

5.黒腐病

葉や茎、根が黄変します。春や秋の比較的低温で、降水量が多い時期に発生しやすくなります。下葉から発生することが多く、葉は水浸状態に変色し、時間の経過とともに拡大してやがて葉全体が変色します。

防除方法

肥料切れになると発生しやすいので注意しましょう。その他にも、発病株の速やかな処分、窒素過多への注意、連作を避けることなどが予防管理として有効です。

6.モザイク病

葉や茎、花に黄淡色の病斑がいくつも現れ、それが株全体にモザイク状にまん延していく病気です。病気が進行していくと葉が極端に細くなっていき、葉や茎に奇形が見られるようになるなどしていきます。アブラムシによって媒介されて伝染していくことが知られています。

防除方法

モザイク病はウイルス病なので、発病すると治療法がありません。マルチやトンネルによって、病気を伝搬するアブラムシの飛来を防ぎましょう。薬剤を使って予防することもできます。

7.黒斑病

葉に黒色の小斑点が生じ、その周りは徐々に乾燥していき、青白く変化して最終的には壊死してしまいます。衰えた古い葉に発生し発生しやすいです。

防除方法

大根だけでなく、キャベツ、小松菜、ブロッコリーなどのアブラナ科の植物を連作しないように注意しましょう。

8.炭疽病

主に露地栽培において葉に発生。褐色の円形大型病斑がしだいに拡大し、斑点の内側が白っぽく変化して淡褐色~灰白色の大きな病斑になり、葉に穴が開いたり、枯れてきたりします。

防除方法

風通しを良くし、高温多湿を避けた環境で育てましょう。発病初期は当該の葉を早めに取り除き、薬剤散布で病気の広がりを防ぎましょう。

9.灰色かび病

灰色カビ病は、ボトリティス菌という風によって飛散する糸状菌が原因となる病気で葉、茎などに発生します。初めに水浸状の病斑が現れ、時間が経過すると病斑部に灰白色〜褐色のカビが生じます。また、カビが茎の内部に及ぶと水を吸い上げられなくなり、それより上の部分の枯死につながります。

防除方法

葉が茂りすぎていたり植わっている場所の風通しが悪い場合、湿気が溜まって胞子が拡散しやすくなります。できるだけ風通しの良い場所で株間を空けて育てましょう。

10.おわりに

すでに患部が広がり、葉を取り除くだけでは完治が難しい場合は農薬を使う必要が出てきます。 本ページの農薬データベースの対象農作物に「ダイコン」、適用病害虫に害虫名を入力して調べられる情報も参考にしながら適切な方法で駆除を行ってください。

加藤 慶太

農業ライター

全国の生産者の元を訪れ、自らの視点で様々な情報を提供します。

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