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美味しいオクラを育てるために!知っておきたい6つの病気と対処法
2020/9/10

美味しいオクラを育てるために!知っておきたい6つの病気と対処法

独特の粘り気が有名なオクラ。ネバネバした成分には、植物繊維などが豊富に含まれており、栄養価の高い野菜です。今回はオクラがかかりやすい病気とその対処法について解説しています。

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1.うどんこ病

うどんこ病に感染すると、葉がうどん粉をまぶした様に白くなります。様々な野菜栽培に付きまとう病気です。 葉の表面が白くなることによって葉の光合成速度が低下したり、病原菌が葉から栄養を吸収したりして、苗全体の衰えにつながります。
うどんこ病は、病原菌の胞子が風で運ばれ、葉や枝、花首、蕾に寄生することで伝染します。春や秋の涼しく湿度が低い時期、とりわけ風通しの悪い場所で発生しやすくなります。

対処法

窒素過多になっていると感染しやすくなるので、肥料は指示されている量を守って使用しましょう。

2.苗立枯病

種をまいてからしばらく後、育苗中に起こる病気です。地面近くの茎に発病し、進行すると萎れて枯死に至ります。特に発芽したばかりの時期に発病すると、すぐに黒くなり枯死します。

対処法

土壌の水分が多いと発生しやすくなるので、育苗中の水管理に注意しましょう。また、病原菌は土壌で広まって苗の根や地際部を侵すので、床土には汚染されていない土を用いましょう。

3.すすかび病

白色のカビが真ん中から灰褐色に変わっていき、葉がすすで覆われたようになる病気です。症状が広がると、葉全体が黄色く退色して落葉します。

対処法

高温多湿で起こりやすい病気のため、特にハウスでは年中発生します。換気の頻度を増やし、ハウス内の気温と湿度が上がりすぎないようにしましょう。薬剤での治療も可能です。

4.灰色カビ病

灰色カビ病は、ボトリティス菌という風によって飛散する糸状菌が原因となって発生する病気です。果実や葉、茎などで発症します。
枯れた葉先や咲き終わった花弁が主な伝染源となり、それらが落ちる時に接触した葉に感染します。進行すると発症部分は灰色のカビに覆われてしまいます。
涼しくて湿度が高く、日照が不足しがちな時期に発生が多くなります。

対処法

葉の茂りすぎや風通しの悪さによって湿気が溜まると胞子が拡散しやすくなります。できるだけ風通しの良い場所で株間をあけて育て、成長して葉が多くなってきた場合には必要に応じて摘葉しましょう。
また、咲き終わった花がらが感染源となる場合が多いため、こまめに取り除いてください。花弁は主な伝染源となるため、咲き終わった花弁も放置せずに取り除きましょう。

5.半身萎凋病

はじめは株の片側の下葉に黄色の病斑ができます。その後、葉が上向きに巻いたり先端が垂れ下がったりしはじめ、そのまま下葉から枯れていきます。症状の出た株の茎を切断すると褐色に変色しています。
症状が出ると、実のつきが極端に悪くなります。

対処法

窒素やリン酸が過多になると発病しやすくなるため、肥料の管理に注意しましょう。また、土中に菌が蓄積されるのを防ぐため、連作は避けましょう。

6.褐斑細菌病

褐斑細菌病の発病初期には、葉の表面に褐色の病斑ができたり、葉がフチから枯れてきたりします。病気が進行すると葉脈に沿って病斑が拡大し、やがて葉全体が変色して枯れます。

上の写真のように、褐斑病はブドウやキュウリなどの他の作物にも感染する病気です。土壌中に残存する原因菌が発病を引き起こします。降雨や水やりによって細菌がはね上げられ、茎や葉に付着することで地上部に感染が広がります。

7.おわりに

症状がごく一部に限られている段階では、病気に感染している個所を摘み取るだけで対処できる場合がほとんどです。その際、胞子などが周囲に広がらぬよう、取り除いた葉を放置せずに必ず処分するようにしてください。
患部が広がり、葉を取り除くだけでは完治が難しいときには、農薬による対処も有効な場合が考えられます。本サイトの農薬データベースで対象農作物に「オクラ」、適用病害虫に該当する病名を入力すると、適した農薬を検索できますのでご参照ください。

田辺 大祐Tanabe Daisuke

農業ライター

京都大学にて農業と経営の関わり方を学んでいます。

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