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ネギを害虫から守るために!7つの害虫の被害から対策までまとめ
2020/7/17

ネギを害虫から守るために!7つの害虫の被害から対策までまとめ

ネギ栽培では、様々な害虫被害が起こる可能性があります。この記事では、特に発生しやすいアザミウマ、ハモグリバエ、ネキリムシなど7つの害虫について解説しています。

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1.アザミウマ

幼虫は、葉や果実で吸汁することで被害を及ぼします。成虫になると再び葉や果実に寄生し、食害します。ネギの他にも様々な植物で発生するので、複数の作物を同じ圃場で育てていたり、雑草を放置したりしている場所では発生しやすくなるので注意が必要です。

防除方法

成虫になっても地表付近にいることが多いため、農薬や天敵による効果が上がりにくい手強い害虫です。様々な植物で発生するので、周りの雑草はしっかり取り除くようにしましょう。また、マルチを張ることで成虫の飛来と幼虫の蛹化の対策になります。ヨトウムシが発生した圃場では、栽培終了後に蒸し込み処理をして他の畑への拡散を防止しましょう。一度大量に発生すると薬剤防除は効果が比較的少なくなるため、発生初期の防除が大切です。

2.ハモグリバエ

葉の内部から侵食して2mmの幅のある白い筋のような跡を残します。被害が大きくなると葉全体が白く見えるようになります。幼虫が葉から茎の内部にまで侵入してしまうと、作物に深刻な被害が出てしまいます。

防除方法

苗が幼い時期に被害を受けると、葉の奇形につながることもあります。早期に発見できるように日頃から観察を心掛けましょう。防虫ネットでトンネルがけをしておくと発生しにくくなります。寄生蜂をはじめとする天敵を用いる方法が使われることもあります。

3.ネキリムシ

地際部の茎や葉を主に食害する害虫です。夜行性で、昼間は土の中に潜り、夜になると出てきて食害を行います。特に植えたばかりの幼い苗が狙われやすいので注意しましょう。

防除方法

防虫ネットをかけて成虫の飛来を防ぎ、産卵による大量発生が起こらないようにすると良いでしょう。夜中は地中に潜ってしまうとはいえ、地表から数cmの深さに潜んでいるため、ネキリムシの被害が見られたら株の根本付近を掘って捕獲することも可能です。

4.コガ

幼虫が葉の内部に潜りこんで食い荒らし、食害後には白い筋が残ります。ネギハモグリバエと似ているため、見分けるには幼虫を取り出してよく観察する必要があります。

防除方法

幼虫が葉に侵入してしまってからでは殺虫効果が減少してしまいます。薬剤での防除を行う場合は、幼虫がふ化する前後の時期を狙いましょう。

5.ヨトウムシ

ヨトウムシも主に夜間に出てきて植物を食い荒らす害虫です。ふ化した幼虫は、卵塊の周辺部から表皮を残して複数個体で食害します。次第に幼虫の行動範囲は広がり、他の部位にも食害をもたらすようになります。

防除方法

ヨトウムシは葉の裏に卵を産み付けます。普段から葉裏を観察し、卵を見つけたらふ化しないうちに葉ごと処分して大量発生を防ぎましょう。成長すると昼間は土の中に隠れているため、被害があった場合は付近の土を掘って駆除することもできます。薬剤での防除も有効です。

6.アブラムシ

黄色い小さな虫で、繁殖力が高く、集団で葉の裏について吸汁します。アブラムシの密度が増すと、葉の生育が阻害されて落葉や枯死につながります。また、モザイク病、すす病などの病気を媒介したり、葉の萎縮や生育阻害を引き起こしたりします。排泄物によって葉をベタベタにするほか、共存相手であるアリを誘因することもあります。

防除方法

日ごろから株をよく観察し、アブラムシが見つかった場合には被害を受けた株の近くをマルチングするとよいでしょう。アブラムシの共存相手であるアリを駆除することも有効です。薬剤を有効に使って駆除しましょう。

7.おわりに

害虫の発生を予防するために重要なのは、生育環境を適切に維持することです。水やり、肥料の散布、風通しの確保などに気を配りつつ、より良い野菜づくりを目指してください。
被害が広がり、葉を取り除くだけでは完治が難しい場合には農薬を使うことも有効です。本サイトの農薬データベースで対象農作物に「ネギ」、適用病害虫に該当する害虫名を入力すると、害虫の防除に最適な薬剤を検索できます。併せてご参照ください。

加藤 慶太

農業ライター

全国の生産者の元を訪れ、自らの視点で様々な情報を提供します。

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