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ブロッコリーの害虫対策!知っておくべきブロッコリーの害虫7種まとめ
2020/8/11

ブロッコリーの害虫対策!知っておくべきブロッコリーの害虫7種まとめ

ブロッコリーは、栄養価が高いアブラナ科の緑黄色野菜です。今回は、美味しくブロッコリーを育てるために、ブロッコリー栽培で注意したい害虫とその予防法・対処法をご紹介します。

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1. はじめに

ブロッコリーは、アブラナ科の緑黄色野菜で、栄養価が高く調理が手軽なことから人気の高い作物です。食用にするのはつぼみの状態の花序と茎で、日本では九州から北海道に至るまで全国的に栽培されています。
今回は、ブロッコリーの栽培で注意したい害虫とその予防法・対処法をご紹介します。

2. ブロッコリー栽培で注意したい害虫

2.1 ハイマダラノメイガ

ハイマダラノメイガは、幼虫がブロッコリーの葉に食害を引き起こします。葉脈や葉柄の中に潜んでいることもあります。特に新芽を好んで食害するため、生育が阻害されて大きな被害が出ることもあります。

ハイマダラノメイガの幼虫は体長20㎜程度で、体色は淡黄色をしています。気温が上がって暖かくなる春頃から発生が始まり、1年の間に世代交代を繰り返して複数回発生します。ブロッコリーをはじめ、キャベツやダイコンなどのアブラナ科の野菜に多く発生する害虫です。

予防法・対処法
  • 畝全体に寒冷紗や防虫ネットを掛けることで、成虫の飛来を防ぐことができます。
  • 育苗期は特に、施設内で育てたり防虫ネットをかけたりして被害を防ぎましょう。


2.2 ネキリムシ

ネキリムシとは、カブラヤガの幼虫のことです。ブロッコリーを定植してからおよそ1週間後の苗に最も多く発生し、地面近くの茎を食害します。茎が完全に噛み切られることもあり、大きな被害をもたらします。

ネキリムシは日中は地中に潜み、夜間に活動します。ネキリムシは地表近くにいる場合が多いため、地面近くの葉が食害されてるときや、茎が切られているときには、株の付近の地面を掘ってみると見つかる場合があります。

予防法・対処法
  • 被害を受けている株の付近を掘り、発見したら駆除しましょう。
  • 寒冷紗や防虫ネットをかけて成虫の飛来や産卵を予防するとよいでしょう。
  • ネキリムシの成虫であるカブラヤガは雑草にも産卵するため、圃場の周囲の雑草は丁寧に抜くようにしましょう。


2.3コナガ

コナガは、幼虫がブロッコリーの葉を食害する害虫です。葉の表面を食べて白い跡を残し、放置しておくと食害を受けた部分が破れます。苗が幼い時期に被害を受けると、成長が阻害されて被害が大きくなります。

コナガの幼虫は体長10㎜程度で、体色は淡黄色~淡緑色をしています。気温が上がって暖かくなる春頃から発生が始まり、1年の間に世代交代を繰り返して複数回発生します。アブラナ科の野菜に多く発生する害虫です。

予防法・対処法
  • コナガの成虫の飛来を防ぐため、畝全体に寒冷紗や防虫ネットを掛けるとよいでしょう。
  • 育苗期は特に、施設内で育てたり防虫ネットをかけたりして被害を防ぎましょう。


2.4 オオタバコガ

オオタバコガは、幼虫が作物の茎や果実に潜りこむことで食害を引き起こします。ブロッコリーだけでなく、ナスやトマト、キャベツ、ゴーヤなど多くの作物に被害をもたら済害虫です。幼虫は体長20~40㎜で、緑色~オレンジ色をしています。

幼虫が小さいときには新芽や柔らかい葉が被害にあいやすく、成長すると茎の内部や実にも食害をもたらします。

予防法・対処法
  • 幼虫を見つけたら、捕まえて駆除します。
  • 被害を受けた株の周辺にも潜んでいる可能性があるため、注意深く観察しましょう。
  • 窒素過多になっている場合には幼虫がつきやすくなるため、適切な施肥管理を心がけましょう。
  • 防虫ネットを掛けて成虫の飛来・産卵を予防するとよいでしょう。


2.5 アオムシ

アオムシはモンシロチョウの幼虫で、体長3㎝程度にまで成長します。葉を食害して穴をあけ、多く発生すると葉の葉脈以外の部分が深刻な被害を受けます。

年に数回発生しますが、夏は天敵が活発に活動しているため発生が少なくなります。冬季は蛹の状態で越冬します。ブロッコリーやキャベツをはじめとするアブラナ科の作物で多く発生します。

予防法・対処法
  • 寒冷紗や防虫ネットをかけて成虫の飛来や産卵を予防しましょう。
  • モンシロチョウは雑草にも産卵するため、圃場の周囲の雑草は丁寧に抜くようにしましょう。


2.6 アブラムシ

アブラムシは体長0.5~3㎜の虫で、葉や茎に大量に発生します。体色は、写真の様に赤褐色のものから緑色、黄色、黒色など様々な種類があります。

成虫、幼虫ともに葉や茎を吸汁します。アブラムシが大量に発生した株は生育が阻害されてるだけでなく、アブラムシの排泄物にカビが発生してすす病を発病します。
また、アブラムシはモザイク病を媒介することが知られています。

予防法・対処法
  • マルチを敷くと、成虫の飛来を予防することができます。
  • アブラムシと共生関係にあるアリを除去することで、アブラムシの増殖を抑制する方法もあります。


2.7 ヨトウムシ

ブロッコリーを食害するヨトウムシは複数種あり、ヨトウガやハスモンヨトウ、シロイチモンジヨトウなどが知られています。いずれも、幼虫が葉に食害をもたらします。
初期には葉の表面が食害されるため一部が白く見えるようになります。放置しておくと穴があき、やがて葉がボロボロになります。

ヨトウムシはヨトウガの幼虫で、昼間は土の中に隠れていて夜に活動を開始します。成虫は薬剤への抵抗性が高いため、幼虫の時期に適切に駆除することで被害を最小限に食い止めましょう。
また、ハクサイやキャベツなどのアブラナ科の作物以外でも、ナスやネギなどの多様な野菜で発生するため、周囲で別の作物を育てている場合にも注意が必要です。

予防法・対処法
  • 植え付ける前に圃場をよく耕して、幼虫やさなぎを見つけたら駆除しましょう。
  • 成虫であるヨトウガの飛来を防ぐため、ハクサイに防虫ネットをかけるとよいでしょう。
  • ヨトウガは葉の裏側に卵を産み付けます。卵を見つけたら、孵化する前に葉ごと切り取って取り除きましょう。


3. ブロッコリーを健康に育てるために

害虫が発生すると、作物の生育が阻害されるだけでなく、病気の発生につながる場合もあります。
知っておくべきブロッコリーの病気と予防では、ブロッコリーに発生しやすい病気についてご紹介しています。美味しいブロッコリーを育てるために必要な対処法について、合わせて押さえておきましょう。

川瀬 翔子Shoko Kawase

農業ライター

ライフワークは食べられる野草や木の実を探して調理し、みんなでワイワイ食べること! 「誰もが安全・安心な食を手にできる社会」の実現を目指して勉強中です。

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