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ジャガイモの育て方!種イモ準備から収穫までの栽培工程
2020/7/17

ジャガイモの育て方!種イモ準備から収穫までの栽培工程

ジャガイモの栽培工程を、種イモ準備や土作りから収穫までわかりやすく解説しています。

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1.栽培時期と適した環境

春作であれば3月に植え付けして6月から7月に収穫します。秋作であれば8月に植え付けして11月から12月にかけて収穫するのが主要な栽培日程です。比較的涼しい環境を好む作物で、18℃から22℃が生育に適した気温と言われています。日本では北海道が一大生産地として有名です。

2.種イモの準備

ビニールハウス内などで風通しをよくして、稲わらやもみ殻を敷いた上に種イモを並べ、なるべく乾燥した環境で20日から30日間置いておきます。こうすることで、緑が濃くて強い芽が出るようになります。植え付けの際にこの種イモは、1片が40g程度になるように切りましょう。芽が出て葉が光合成を行うまでの養分になるので、あまり小さく切りすぎないように注意してください。

3.土作り

畑は根が十分に伸びるように深めに耕しておきましょう。畝幅は70cm程度取ると葉が混み合わないのでおすすめです。肥料の量は自然条件や品種などによって異なりますが、1aあたりカリ1.5g、リン酸1.9g、窒素1.8gが一つの目安です。

4.植え付け

畝の中央に鍬で浅めの溝を作り、株間30cmから40cmで芽が上を向くように種イモを置いていきます。切り分ける必要のない小さな種イモの場合は、芽の多い頂部を上にするようにしてください。覆土は3cmから5cm程度にして、厚くなりすぎなようにしましょう。株間を広げて栽培すると肥大しやすくなりますが、デンプン価は低下してしまいます。植え付け後の水やりは必要ありません。降雨後に土が湿っている場合は種イモが腐ってしまう可能性があるので、土が乾くのを待ってから植え付け作業を行うようにしましょう。

5.間引き

草丈が20cm程になった時、1つの種イモから多くの芽が出ていたら、芽かきをして生育の良い1、2本を残します。この時、株元の土を押さえながら作業を行い、種芋ごと引き抜いてしまわないようにしましょう。また、栽培後期に花が出ていた場合は、土中にいくべき養分が取られてしまうので、摘み取るようにしましょう。

6.中耕と土寄せ

中耕は、土をやわらかくして通気性をよくし、微生物の活動を活性化させる作業で、数回行います。中耕と同時に行う作業が土寄せです。土寄せをせずにイモが露出すると、イモが緑化して毒素が発生してしまいます。また、土寄せをすることで排水が良くなり、えき病による腐敗を対策することができます。

7.収穫

茎葉が黄変してから15日程度が収穫の目安です。イモの表皮が硬くなり、乾燥している状態になっていれば収穫適期です。しっかり育っているか不安であれば、試し堀りをして十分な大きさになっているか確認してみると良いでしょう。雨が降っているとイモに泥がついてその後腐りやすくなるので、土が乾いている日に作業するようにします。イモを傷つけないように株元から少し離れた位置からスコップで土を掘り上げて、茎を持って引っ張って収穫します。皮が剥がれると腐りやすくなるので、気を付けて作業を行ってください。掘った後に、土の中にイモが残っていることがあるので注意してください。

8.おわりに

ジャガイモは多量のデンプンを含み、カリウム、ビタミンB、ビタミンCなどの栄養素も多く、栽培しがいのある作物の一つです。是非この記事を参考にジャガイモ栽培にも挑戦してみてください。また、病気や害虫の防除方法についても知っておくべきじゃがいもの病気!6つの病気その対処法じゃがいもを害虫から守るために!6つの害虫対策で紹介しているので、これらも是非参考にしてください。

加藤 慶太

農業ライター

全国の生産者の元を訪れ、自らの視点で様々な情報を提供します。

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