JAの動画へ
ペチュニアを病気から守る!知っておくべきペチュニアの病気4つとその対策
2021/6/8

ペチュニアを病気から守る!知っておくべきペチュニアの病気4つとその対策

ペチュニアはナス科の一年草で、ラッパのような可愛らしい花が咲く植物です。ミツバチを引き寄せて授粉を促進する効果があることが知られており、イチゴやトマトのコンパニオンプランツとして活用されます。今回は、ペチュニア栽培で注意したい病気4種とその対策法をご紹介します。

AGRIs by JA バナー

SHARE

1. はじめに

ナス科の花、ペチュニアは、イチゴやトマトと一緒に植えると授粉を促進してくれるコンパニオンプランツとして有名です。また、作物のそばに花を植えることで、害虫が作物につくのを妨げる効果もあります。

野菜や果実の栽培にプラスの効果をもたらすペチュニアですが、やはり植物の一種であることには変わりありません。今回は、ペチュニアがかかりやすい病気とその予防法・対処法をご紹介します。

2. ペチュニア栽培で注意したい病気

2.1 うどんこ病

うどんこ病は、Sphaerotheca fuligineaというカビによって発生する病気です。感染すると葉に白色のカビが生じ、葉の光合成を妨げて成長を阻害します。処置を施さないまま放っておくと葉全体にカビが広がり、やがて赤褐色に変色して枯死にいたります。
下の写真はうどんこ病を発症したキュウリの様子です。

うどんこ病は乾燥した環境下で発生しやすくなるため、梅雨が明けた後の収穫前の時期には特に注意が必要です。また、病原菌は空気中で飛散して感染を拡大させるため、茎や葉の茂りすぎは避けて苗を適切に管理することが大切です。

予防法・対処法

発病した株は除去し、圃場の外で焼却・埋却をおこないましょう。また、原因菌は土壌中に残存するため、うどんこ病が発生した土壌では消毒を徹底します。
密植を避けて風通しが良い状態を保つことが大切です。



2.2 灰色カビ病

灰色カビ病は、ボトリティス菌という風によって飛散する糸状菌が原因で発生する病気です。葉や茎で発症し、特に枯れた葉先が主な伝染源となります。感染した葉が枯死して落ちる際に接触した葉に病斑が移ります。

病気が進行すると、発症部は灰色のカビに覆われてしまいます。夏場の発生は少なく、秋から冬にかけての、涼しくて湿度が高く、日照が不足しがちな時期に発生しやすくなります。
下の写真は灰色カビ病を発症したバラの様子です。

対処法

葉が茂りすぎていたり、植わっている場所の風通しが悪かったりすると、湿気が溜まって胞子が拡散しやすくなります。できるだけ風通しの良い場所で育てましょう。
成長して葉が多くなってきたら、必要に応じて葉が込み過ぎないように取り除きましょう。



2.3 モザイク病

モザイク病は、ウイルスがアブラムシに媒介されることで発生する病気です。
葉に白色~淡黄褐色のモザイク状の病斑が生じ、病斑がない緑色の部分が盛り上がって歪んだ形状になります。

モザイク病はアブラムシによって媒介されるだけでなく、発病した茎や葉から分泌される汁液によっても感染が拡大することが知られています。モザイク病はペチュニア以外にも多数の野菜や果実に感染しうる病気のため、他の植物からの伝染にも注意が必要です。

予防法・対処法

育苗期をはじめ、アブラムシが多く発生する時期には注意して観察し、アブラムシから苗を保護しましょう。

発病した葉はすぐに除去するとともに、被害を受けた株に触った後はきちんと消毒するまで他の株には触らないようにしましょう。



2.4 立枯病・苗立枯病

立枯病は、フザリウム属菌やリゾクトニア属菌、フハイカビ属菌などの糸状菌(カビ)が原因となって発生する病気です。カビが根に感染して腐敗させ、養分の吸収を妨げて生育を阻害します。

葉が下から黄色に変色したり、株が萎れてきたりといった様子が見られる場合は要注意です。放置しておくと根が茶色に変色して立ったまま枯れてしまいます。

立枯病の菌は多湿を好むため、水はけが悪い土壌や、降雨が続く時期は発生しやすくなります。また、一度立枯病に感染すると、植物を除去した後も土壌中に胞子が残ったり、菌糸が付着した植物の残渣があったりして再発することがあります。
発芽から定植前後までの幼苗期に立枯病にかかると、苗立枯病と呼ばれます。

予防法・対処法

発病した株はすぐに除去しましょう。感染が拡大しないよう、畑の外で処理します。
肥料切れが起こらないように施肥管理に注意しましょう。また、多湿条件で発生しやすいため、水はけをよく保つように心がけましょう。

予防策としては、連作を避けることが大切です。さらに、植えつけの前に薬剤を土壌中にしみこませておくのも効果的です。

3. ペチュニアを健康に育てるために

風通しがよい環境で、施肥管理や水やりに注意しながら栽培をおこなうことが、ペチュニアを健康に育てるための基本です。万が一病気に感染した場合には、症状に合わせて適切に葉の除去や株の抜き取りを行ってください。

害虫による食害が病気の感染をもたらす場合も少なくありません。ペチュニアに発生しやすい害虫については、こちらの記事をご覧ください。

ペチュニアの害虫対策!知っておくべきペチュニアの害虫4種まとめ| AGRIs | 農業技術の集会所
thumbnail
ペチュニアはナス科の一年草で、ラッパのような可愛らしい花が咲く植物です。ミツバチを引き寄せて授粉を促進する効果があることが知られており、イチゴやトマトのコンパニオンプランツとして活用されます。今回は、ペチュニア栽培で注意したい害虫4種とその対策法をご紹介します。
https://www.google.com/url?q=https://www.agri-smile.app/articles/petunia-vermin

ペチュニアを健康に育てて、野菜作りに生かしましょう。

SHARE

川瀬 翔子Shoko Kawase

農業ライター

ライフワークは食べられる野草や木の実を探して調理し、みんなでワイワイ食べること! 「誰もが安全・安心な食を手にできる社会」の実現を目指して勉強中です。

PR

🌱JAとぴあ浜松×AGRIs コラボ企画part5🌱

トンネルの作り方をJA営農指導員さんが基礎からしっかり教えます🌟
2分で学んで、今日からさっそく実践👍

↓詳しい内容はYoutubeで↓


AGRIs by JA バナー