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知っておきたいオクラの害虫!オクラ栽培5つの害虫とその防除方法
2020/8/31

知っておきたいオクラの害虫!オクラ栽培5つの害虫とその防除方法

特有の粘り気が美味しいオクラですが、その栽培では様々な害虫が発生することがあります。今回はハモグリバエをはじめとする5つの害虫の被害とその防除方法について解説します。

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1.アブラムシ

小さい黄色や黒色の虫で、繁殖力が高く大量に発生して葉っぱの裏について吸汁します。密度が増すと葉の生育が阻害され、重症になると落葉、枯死してしまいます。主に葉の裏に群生して吸汁するので、葉の萎縮や生育阻害を引き起こします。排泄物によって葉をベタベタにし、すす病などが発生します。また、この他にも様々なウイルス病を媒介するのがアブラムシの厄介な点です。

防除方法

アブラムシの付いた苗の定植は極力避けましょう。太陽光を反射する銀色マルチを敷いておくと、成虫の飛来を防止することができます。天敵のテントウムシを利用した方法もある他、アブラムシの共存相手であるアリを駆除することも有効です。

2.ハモグリバエ

葉の内部から侵食して幅約2mmの白い筋のような跡を残します。被害が大きくなると葉全体が白く見えるようになります。幼虫が葉から茎の内部にまで侵入すると、作物に深刻な被害が出てしまいます。

防除方法

苗が幼い時期に被害を受けると、葉の奇形につながることもあります。早期に発見できるように日頃から観察を心掛けましょう。
防虫ネットでトンネルがけをしておくと発生しにくくなります。寄生蜂をはじめとする天敵を用いる方法が使われることもあります。

3.ヨトウムシ

ヨトウムシは主に夜間に出てきて植物を食い荒らす害虫です。ふ化した幼虫は、卵塊の周辺部から表皮を残して複数個体で食害します。次第に幼虫の行動範囲は広がり、他の部位にも食害をもたらすようになります。

防除方法

ヨトウムシは葉の裏に卵を産み付けます。普段から葉裏を観察し、卵を見つけたらふ化しないうちに葉ごと処分して大量発生を防ぎましょう。成長すると昼間は土の中に隠れているため、被害があった場合は付近の土を掘って駆除することもできます。薬剤での防除も有効です。

4.カメムシ

カメムシは集団で発生して葉や茎を吸汁し、株の生育に悪影響を与える害虫です。オクラだけでなくピーマンをはじめ他の野菜の栽培にも発生して被害をもたらします。

防除方法

被害があれば見つけて捕殺するようにしましょう。手で捕まえようとすると嫌な匂いを出してきますが、茎をもって揺らすだけで下に落ちてくるので、バケツを下において効率よく捕まえることができます。
忌避効果のあるマルチを張って栽培を行ったり、目の細かい防虫ネットを張っておくと、発生数を減らすことができます。また、雑草が発生の温床になることもあるので、雑草が生い茂らないように適切に管理しましょう。

5.タバコガ

オクラの実に穴を開けて内部に侵入し、食害します。実を移動していくので、放っておくと実への被害がどんどん広がっていきます。 体の表面に細い毛が生えた蛾の幼虫です。1匹でも次から次へと実を食害するのに加え、雌1匹あたり500個から600個ほどの卵を産む繁殖力の強い害虫です。

防除方法

日頃の管理作業の中で、葉や花蕾(つぼみ)の部分に卵が産みつけられていないか、実に穴が開いていないか、よく観察しましょう。
実に穴が見つかった場合は、穴の数によって対処法が変わります。穴が一つしか空いてないうちはまだ中にいるのでその実をもぎ取って処分してください。穴が二つになっている場合は、幼虫はすでにほかの実に移っているので、幼虫が潜んでいる実を見つけましょう。

6.おわりに

害虫による被害は病気をもたらすこともあるため、注意してもし過ぎることはありません。害虫の発生を予防するために重要なのは、生育環境を適切に維持することです。水やり、肥料の散布、風通しの確保などに気を配りつつ、より良い野菜づくりを目指してください。

被害が広がり、葉を取り除くだけでは完治が難しい場合には農薬を使うことも有効です。本サイトの農薬データベースで対象農作物に「おくら」、適用病害虫に該当する害虫名を入力すると、害虫の防除に最適な薬剤を検索できます。併せてご参照ください。

加藤 慶太

農業ライター

全国の生産者の元を訪れ、自らの視点で様々な情報を提供します。

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