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ネギを栽培される方へ!ネギ栽培における病気とその対処法まとめ
2020/4/9

ネギを栽培される方へ!ネギ栽培における病気とその対処法まとめ

ネギ栽培ではべと病、萎黄病、軟腐病など、さまざまな病気にかかる可能性があります。そこで今回はネギ栽培で気を付けるべきこれら7つの病気についてそれぞれ防除方法をまとめました。

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1.萎黄病

高温多湿の環境で発生しやすくなる病気です。葉が黄緑色に変色しながら奇形化したり、ねじれて小さくなるなどの症状が出ます。地際部の茎を切ると一部が褐色に変色しています。主に土壌感染によって広まっていく病気です。

防除方法

菌は一度発病すると土の中で残存して根から侵入して広まるので、病気が発生した株は畑の外で処分して土壌を通じての感染を最小限に留めましょう。感染すると同じ畑の苗がすべて感染してしまう可能性があるので、栽培をあきらめて太陽熱消毒を行っても良いでしょう。



太陽熱消毒とは

太陽熱エネルギーによって地温を上昇させて病原菌や雑草の種子、幼虫などを死滅させる病害虫防除方法です。5月から9月にかけての温度が高い時期にビニールシートなどで地面を覆うことで、3週間ほど地面の温度を60℃以上に保ちます。

2.軟腐病

葉っぱに灰褐色の病斑が生じます。次第に株全体に急速に広がっていきべとべとに腐敗して異臭を放ちます。外観は健全に見えても、結球内部の葉や茎の髄が侵されていることがあります。一見健全そうに見えていても、結球内部の葉や茎の髄で発症していることがあるので注意が必要です。

防除方法

水はけが悪くてかつ窒素過多の土壌で栽培すると軟弱化して発生しやすくなります。畑の排水を良くして、窒素過多にならないように注意すると良いです。被害を受けている株を見かけたら、すぐに引き抜いて処分しましょう。

3.べと病

葉に黄緑色のややへこんだ病斑が出来、裏面にカビが生じます。症状は主に下葉から生じ、広がると一枚の葉全体に広がることもあります。病斑のある葉は、降雨などで湿度が高くなるとベトベトになります。

防除方法

水はけの悪さ、窒素過多、連作など、他の病気にもつながるような基本的な点が主な原因として挙げられます。間を開けて栽培し、排水を良くして過湿の環境にならないように注意しましょう。

4.黒斑病

葉に黒色の小斑点が生じ、その周りは徐々に乾燥していき、青白く変化して最終的には壊死してしまいます。衰えた古い葉に発生し発生しやすいです。

防除方法

残った葉や茎が萎黄病に感染していると、それがもとになって菌が増殖していく可能性があります。前の作物の残渣はしっかり処理してから栽培を始めるようにしましょう。寒冷紗を使って菌を媒介する虫の侵入を防ぐことが予防になります。

5.黒斑病

褐色の大きめの病斑が葉に発生します。病斑が出来た部位は軟化して折れやすくなりますが、葉全体に病斑が拡大することはありません。比較的成長してから発生しやすくなる病気です。

防除方法

大根だけでなく、キャベツ、小松菜、ブロッコリーなどのアブラナ科の植物を連作しないように注意しましょう。

6.苗立枯病

種を蒔いてからしばらくした後、育苗中に起こる病気です。地面付近の茎に発病し、広がるとくたびれたようになり枯死してしまいます。特に種をまいて発芽したばかりの時期に発病すると、すぐに黒くなって枯死します。

防除方法

土壌の水分が多いと発生しやすくなるので、育苗中の水管理には注意しましょう。また、病原菌は土壌で広まり、苗の根や地際部を侵すので、床土には汚染されていない土壌を用いましょう。。

7.病気が広まってしまった場合

ねぎ栽培に限らず、野菜栽培において害虫や病気による大きな被害を防ぐためにまず重要になるのは生育環境を適切に維持していくことです。適切な水やりをしているか。適切に肥料を使っていて土に問題はないか。風通しはよく保たれているか。これらの点に気を配り続けることは簡単ではありませんが、日々野菜の様子を観察することで、より良い野菜作りを目指していってください。 すでに患部が広がり、葉を取り除くだけでは完治が難しい場合は農薬を使う必要が出てきます。本サイトの農薬データベース(対象農作物にネギ、適用病害虫に害虫名を入力してください)で対象農作物にきゅうり、適用病害虫に該当する病名を入力して出てくる情報を参考にしてください

加藤 慶太

農業ライター

全国の生産者の元を訪れ、自らの視点で様々な情報を提供します。

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