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ネギを栽培される方へ!ネギ栽培における病気とその対処法まとめ
2020/11/1

ネギを栽培される方へ!ネギ栽培における病気とその対処法まとめ

ネギ栽培ではべと病、萎黄病、軟腐病など、さまざまな病気にかかる可能性があります。そこで今回はネギ栽培で気を付けるべきこれら5つの病気についてそれぞれ防除方法をまとめました。

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1.はじめに

サツマイモは肥料がなくても育てることができ、大きな世話をする必要もないという家庭菜園で育てるのにもってこいの作物です。

病害虫の被害も比較的少ないことが知られていますが、油断は禁物です。しっかり株の様子を観察し、今回ご紹介するような被害があれば、しっかりと対処するようにしましょう。

農薬を使った防除をされる方は農薬データベースもご活用ください。

2.うどんこ病

 

葉に白いうどん粉をまき散らしたような斑点が出ます。白は太陽光を反射するため、斑点が広がると葉の光合成が妨げられ、成長が止まってしまいます。

窒素過多になると株が軟弱に育ち、うどんこ病の一因になります。うどんこ病は乾燥時に発生しやすくなりますが、カビの胞子は雨が当たることにより飛散して拡大するので、雨が降るたびに繁殖して患部が広がり、対処がさらに難しくなっていくのが特徴です。

防除方法

湿気が溜まると胞子が拡散しやすくなるので、罹患部位はすぐに取り除き、植わっている場所の風通しをよく保ちましょう。

窒素肥料の使用は決められた範囲内にとどめ、窒素過多の状態になるのを防ぎましょう。発生初期であれば、木酢液や酢を水で薄めたものまたは重曹の散布で病気の緩和に効果を発揮することがあるので試してみてください。

さらに被害がひどくなった場合は株の枯死を防ぐために薬剤散布が必要になってきます。

3.つる割れ病

初めは日中のみ葉が萎れてしまいますが、次第にすると株全体の葉が萎れてしまいます。さらに進行すると株元の茎が割れてしまい、カビの発生も助長してしまいます。土壌で感染する病気で、主に種いもで伝染します。

防除方法

一度発病するした場合は土壌に菌が残ってしまうので、連作は避けましょう。農薬を使った防除では定植前消毒が有効です。

 

4.立ち枯れ病

定植後2週間以降に発生し、葉が黄色や赤紫色になって萎れてしまいます。塊根にもかさぶた状の小さな病斑が出来てしまいます。

この病斑は成長に従って消えてしまうこともありますが、病斑部分がくびれて奇形となることが多いと言われています。症状が重い場合は生育不良となって枯死してしまいます。

防除方法

土壌のphが高くなると発生しやすくなるので、石灰の使用は行わない方が良いです。また、高温で乾燥した場所で発病しやすくなるので、マルチを使った栽培では特に注意しましょう。

5.黒斑病

土中のカビによって引き起こされる病気です。主に塊根や葉に被害が出ます。初めは黒褐色の病斑が出き、病気が進行するにしたがってより黒さが増していき、表面がくぼんだ円形となって中央部にカビを生じます。

また、発病した苗から収穫された塊根は、収穫時に異変が見られなうとも、保存中に発病してしまうことがあるので注意しましょう。主に害虫による食害痕を通じて土壌感染します。

防除方法

種いもは異変のみられない健康なものを使い、温湯消毒または農薬での消毒を行ってから使用するようにしましょう。貯蔵中の発病を防ぐには、湿度と温度を調節しながら保存するキュアリング処理が効果的です。

6.おわりに

 

ここまで防除方法をして日々栽培栽培していくうえで注意していく点や、農薬を用いない対策方法をご紹介してきましたが、病気の防除には農薬の使用も有効です。

本サイトの農薬データベースで対象農作物に「サツマイモ」、適用病害虫に該当する病名を入力して出てくる情報を参考にして、美味しいサツマイモ栽培に役立ててください。

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加藤 慶太

農業ライター

AGRIs専属ライター。全国各地の生産者の元を訪れてきた経験を生かし、本格的な栽培情報を提供します。

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