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美味しいラディッシュを育てたい!ラディッシュ栽培で知っておくべき6つの病気
2020/8/17

美味しいラディッシュを育てたい!ラディッシュ栽培で知っておくべき6つの病気

美味しいラディッシュを育てるために、注意しておきたい病気とその対処法をご紹介します。

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1.白さび病

葉の裏側に白色の小さな斑点が発生し、進行する白色の胞子が飛散して伝染していきます。写真はラディッシュのものではないですが、白さび病を発症した葉です。白さび病が発生した葉は徐々に色抜けしていき、黄色くなってしまいます。

防除方法

白さび病にかかった葉は、胞子の悲惨によって被害が拡大しないよう、その場でビニール袋などに入れて持ち出し、畑の外で処分しましょう。窒素過多にならないように適切に肥料を管理し、水はけの良い土壌で育てましょう。

2.菌核病

菌核病は、葉が青々としたまま株の一部が突然萎れ、非常に速い速度で広まって枯れていくという病気です。写真はラディッシュのものではないですが、菌核病を発症した葉です。茎の断面を見てみると乳白色の菌泥が見られることがあります。特に湿度の高い環境では病斑部に白色の綿毛状の菌糸が生じ、灰褐色の菌核を形成します。春や秋、降雨後の多湿条件下で発生しやすいです。

防除方法

同属や同一作物での連作は避けましょう。圃場の水はけを良くして多湿条件にならないように注意してください。万が一発症してしまった場合は、被害にあった株をできるだけ早く除去しましょう。

3.軟腐病

カビによって地下部分から腐敗が始まり、地面近くの下葉に水浸状の病斑が表れ、強い臭いを放ちます。ハクサイだけではなく、レタスやキャベツなどでも多く発生します。高温・多湿な環境や、水はけの悪い土壌で発生しやすくなります。

防除方法

傷が主な発症の原因になるため、余計な傷をつけないように注意しましょう。 土壌の水はけが悪かったり、窒素過多だったりすると苗が軟弱化して発生しやすくなります。畑の排水を良くして、窒素過多にならないように注意する必要があります。 被害を受けた株を見つけたら、すぐに引き抜いて処分しましょう。貯蔵中も高温多湿の環境で発生しやすくなります。

4.萎黄病

高温多湿の環境で発生しやすくなる病気です。葉が黄緑色に変色しながら奇形化したり、ねじれて小さくなるなどの症状が出ます。主に土壌感染によって広まっていく病気です。

防除方法

一度発病すると菌は土の中に残って伝わるので、病気が発生した株は圃場外で処分して土壌を通じての感染を最小限に留めましょう。感染のあった畑では、温度の高い時期に地面をビニールシートで覆って地温を上げることで細菌や幼虫を死滅させる、太陽熱消毒を行うのもおすすめです。

5.べと病

葉に黄緑色のややへこんだ病斑が出来て、裏面にはカビが生じます。症状は主に下葉から生じ、広がると一枚の葉全体に広がることもあります。病斑のある葉は、降雨などで湿度が高くなるとベトベトになります。

防除方法

多湿、窒素過多、連作など、他の病気の発生源にもなるような基本的な点が、原因として主に挙げられます。株と株の間を開けて栽培し、排水を良くして過湿の環境にならないように注意しましょう。

6.モザイク病

モザイク病は葉や茎に黄淡色の病斑がいくつも現れ、それが株全体にモザイク状にまん延していく病気です。病気が進行していくと葉が極端に細くなっていき、葉や茎に奇形が見られるようになるなどしていきます。アブラムシによって媒介されて伝染していくことが知られています。

防除方法

モザイク病はウイルス病なので、発病すると治療法がありません。マルチやトンネルによって、病気を伝搬するアブラムシの飛来を防ぎましょう。薬剤を使って予防することもできます。

7.おわりに

ここまでラディッシュの病気の症状と防除方法について紹介してきましたが、すでに被害が広がってしまっている場合は農薬を使う必要が出てきます。本ページの農薬データベースも参考にしながら適切な方法で駆除を行ってください。 また、はつか大根の育て方大全!はつか大根栽培の全行程の解説から病害虫対策まで ではラディッシュ(はつか大根)の栽培方法について詳しく説明しています。そちらも是非参考にしてみてください。

加藤 慶太

農業ライター

全国の生産者の元を訪れ、自らの視点で様々な情報を提供します。

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