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害虫被害からカリフラワーを守る!カリフラワー栽培8つの害虫防除法まとめ
2020/9/7

害虫被害からカリフラワーを守る!カリフラワー栽培8つの害虫防除法まとめ

今回は、美味しいカリフラあーを育てるために、ブロッコリー栽培で注意したい害虫とその予防法・対処法をご紹介します。

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1.ヨトウムシ

ヨトウガやハスモンヨトウ、シロイチモンジヨトウなどの幼虫がカリフラワーに食害します。初期には葉の表面が食害されるため一部が白く見えるようになります。放置しておくと穴があき、やがて葉がボロボロになってしまいます。

防除方法

ヨトウムシは昼間は土の中に隠れていますが、夜に活動を開始します。植え付ける前に圃場をよく耕して、幼虫やさなぎを見つけたら駆除しましょう。
成虫は薬剤への抵抗性が高いため、幼虫の時期に適切に駆除することで被害を最小限に食い止めましょう。
また、カリフラワーやキャベツなどのアブラナ科の作物以外でも、ナスやネギなどの多様な野菜で発生するため、周囲で別の作物を育てている場合にも注意が必要です。
成虫であるヨトウガの飛来を防ぐため、防虫ネットをかけるとよいでしょう。
ヨトウガは葉の裏側に卵を産み付けます。卵を見つけたら、孵化する前に葉ごと切り取って取り除きましょう。

2.アオムシ

アオムシはモンシロチョウの幼虫で、体長3㎝程度にまで成長します。葉を食害して穴をあけ、多く発生すると葉の葉脈以外の部分が深刻な被害を受けます。 年に数回発生しますが、夏は天敵が活発に活動しているため発生が少なくな角が特徴です。カリフラワーやキャベツをはじめとするアブラナ科の作物で多く発生します。

防除方法

寒冷紗や防虫ネットをかけて成虫の飛来や産卵を予防しましょう。モンシロチョウは雑草にも産卵するため、圃場の周囲の雑草は丁寧に抜くようにしてください。

3.コナガ

幼虫がカリフラワーの葉を食害します。コナガの幼虫は体長10㎜程度で、体色は淡黄色~淡緑色をしています。暖かくなる春頃から発生が始まり、1年の間に世代交代を繰り返して複数回発生します。カリフラワーの他にもアブラナ科の野菜に多く発生する害虫です。苗が幼い時期に被害を受けると、成長が阻害されて被害が大きくなってきます。

防除方法

コナガの成虫の飛来を防ぐため、畝全体に寒冷紗や防虫ネットをかけるとよいでしょう。育苗期は特に、施設内で育てたり防虫ネットをかけたりして被害を防ぎましょう。

4.ハイマダラノメイガ

ハイマダラノメイガは、体長20㎜程で淡黄色の幼虫がカリフラワーの葉に食害を引き起こします。暖かくなる春頃から発生が始まり、1年の間に世代交代を繰り返して複数回発生します。葉脈や葉柄の中に潜んでいることが多いです。新芽を食害された場合は、生育が阻害されて大きな被害が出ることもあります。

防除方法

畝全体に寒冷紗や防虫ネットを掛けることで、成虫の飛来を防ぐことができます。育苗期は特に、施設内で育てたり防虫ネットをかけたりして被害を防ぎましょう。

5.ネキリムシ

ネキリムシとは、カブラヤガの幼虫のことで、典型的なイモムシという姿をしています。カリフラワーを定植してからおよそ1週間後の苗に最も多く発生し、地面近くの茎を食害します。茎が完全に噛み切られることもあり、大きな被害をもたらす害虫です。

防除方法

ネキリムシは日中は地中に潜み、夜間に活動します。地表近くにいる場合が多いため、地面近くの葉が食害されてるときや、茎が切られているときには、株の付近の地面を掘ってみると見つかることがあるので、発見したら駆除するようにしましょう。寒冷紗や防虫ネットをかけて成虫の飛来や産卵を予防するとよいです。ネキリムシの成虫であるカブラヤガは雑草にも産卵するため、圃場の周囲の雑草は丁寧に抜くようにしましょう。

6.アブラムシ

アブラムシは体長0.5~3㎜の虫で、葉や茎に大量に発生します。体色は、写真の様に赤褐色のものから緑色、黄色、黒色など様々な種類があります。主に葉の裏に群生して吸汁し、葉の萎縮や生育阻害を引き起こします。排泄物によって葉がベタベタになるだけでなく、ウイルス性の病気を媒介したり、アリを誘引したりします。

防除方法

アブラムシを駆除するためにテントウムシを利用する方法があります。テントウムシは1匹あたり10~100匹ほどのアブラムシを捕食すると言われており、ビニールハウスをはじめ、テントウムシが逃げにくい環境の中でアブラムシを駆除したいときにおすすめです。

また、アブラムシの排泄物をもらう代わりにアブラムシを守っているアリを駆逐することでアブラムシを減らす方法もあります。アブラムシと共生関係にあるアリを除去することで、アブラムシの増殖を抑制する方法もあります。

オオタバコガ

オオタバコガは、体長20~40㎜程で緑色~オレンジ色をした幼虫が作物の茎や果実に潜りこむことで食害を引き起こします。幼虫が小さいときには新芽や柔らかい葉が被害にあいやすく、成長すると茎の内部や実にも食害をもたらします。カリフラワーだけでなく、ナスやトマト、キャベツ、ゴーヤなど多くの作物に被害をもたらす害虫です。

防除方法

幼虫を見つけたら、捕まえて駆除しましょう。被害を受けた株の周辺にも潜んでいる可能性があるため、注意深く観察してください。窒素過多になっている場合には幼虫がつきやすくなるため、適切な施肥管理を心がけましょう。防虫ネットを掛けて成虫の飛来・産卵を予防するとよいです。

8.コガネムシ

他の野菜ではコガネムシの成虫が食害することも多いですが、カリフラワーでは幼虫が根を食害します。これによって養分の吸収が悪くなり、生育に悪影響が出ます。多く発生すると枯死に繋がることがあります。

防除方法

株の周辺で見つけ次第、捕まえて取り除きましょう。土を耕した時に見つけやすいですが、放っておくとすぐに土の中に潜ってしまうので、目の届かないところに放置しないようにしましょう。

9.おわりに

今回は、カリフラワーに発生する害虫の見分け方と対処法についてご紹介しました。農薬に頼らずに対処できれば一番よいのですが、特に大量に発生した場合には薬剤を使った対処も有効です。本ページの農薬データベースの対象農作物の欄に「カリフラワー」、適用病害虫に害虫名を入力すると、害虫の防除に適した薬剤が出てきます。併せてご参照ください。

加藤 慶太

農業ライター

全国の生産者の元を訪れ、自らの視点で様々な情報を提供します。

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