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ほうれん草を栽培される方へ!ほうれん草栽培における6つの病気とその対処法
2020/2/9

ほうれん草を栽培される方へ!ほうれん草栽培における6つの病気とその対処法

ほうれん草栽培では、モザイク病や炭疽病など様々な病気が発生し、病気で収穫できなくなってしまうということも多々あります。今回はそんなほうれん草栽培における主な病気6つとその防除方法をまとめました。

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1.モザイク病

葉や茎、花に黄淡色の病斑がいくつも現れ、それが株全体にモザイク状にまん延していく病気です。病気が進行していくと、葉が極端に細くなっていき、葉や茎に奇形が見られるようになるなどしていきます。アブラムシによって媒介されて伝染していくことが知られています。

防除方法

モザイク病はウイルス病なので、発病すると治療法がありません。マルチやトンネルによって、病気を伝搬するアブラムシの飛来を防ぎましょう。薬剤を使って予防することもできます。

2.炭疽病

主に露地栽培において葉に発生。褐色の円形大型病斑がしだいに拡大し、斑点の内側が白っぽく変化して淡褐色~灰白色の大きな病斑になり、葉に穴が開いたり、枯れてくきたりします。

防除方法

風通しを良くし、高温多湿を避けた環境で育てましょう。。発病初期は当該の葉を早めに取り除き、薬剤散布で病気の広がりを防ぎましょう。

3.べと病

葉に黄緑色のややへこんだ病斑が出来、裏面にカビが生じます。症状は主に下葉から生じ、広がると一枚の葉全体に広がることもあります。病斑のある葉は、降雨などで湿度が高くなるとベトベトになります。

防除方法

水はけの悪さ、窒素過多、連作など、他の病気にもつながるような基本的な点が主な原因として挙げられます。間を開けて栽培し、排水を良くして過湿の環境にならないように注意しましょう。。

4.萎凋病

幼苗期に発生すると葉が萎れて枯死に至ります。収穫期ごろに発生すると下葉から黄化や萎れが広がり、生育不良になります。この時ねは褐色に変色していて、進行すると根全体が白いカビに覆われてしまいます。

防除方法

伝染源となる菌糸や胞子は土壌中で長期間残るので、病気が発生した畑の土を他の土壌に持ち込まないようにしましょう。太陽熱消毒も有効です。種子を通じて伝染することもあるので、しっかり消毒済みの種子を使用するようにしましょう。



太陽熱消毒とは

太陽熱エネルギーによって地温を上昇させて病原菌や雑草の種子、幼虫などを死滅させる病害虫防除方法です。5月から9月にかけての温度が高い時期にビニールシートなどで地面を覆うことで、3週間ほど地面の温度を60℃以上に保ちます。

5.立枯病

発芽後に、葉柄や茎の下部が濡れたように腐敗し、やがて葉も萎れて枯死してしまいます。菌は多湿を好むので、梅雨の時期などは特に注意が必要です。。

防除方法

多湿な土壌で発生しやすくなるので、排水の良い状態を保ちましょう。また、連作を避けるようにしましょう。

6.灰色カビ病

灰色カビ病は、ボトリティス菌という風によって飛散する糸状菌が原因となる病気で葉、茎などに発生します。初めに水浸状の病斑が現れ、時間が経過すると病斑部に灰白色〜褐色のカビが生じます。また、カビが茎の内部に及ぶと水を吸い上げられなくなり、それより上の部分の枯死につながります。

防除方法

葉が茂りすぎていたり植わっている場所の風通しが悪い場合、湿気が溜まって胞子が拡散しやすくなります。できるだけ風通しの良い場所で株間を空けて育てましょう。

病気が広まってしまった場合

いくつかの病気への対処法をご紹介してきましたが、美味しいほうれん草を収穫するためにはやはり農薬の力を借りる必要が出てきます。本サイトの農薬データベースで対象農作物にほうれん草、適用病害虫に該当する病名を入力して出てくる情報を参考にしてください。

加藤 慶太

農業ライター

全国の生産者の元を訪れ、自らの視点で様々な情報を提供します。

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