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ホウレンソウを栽培される方へ!ホウレンソウ栽培における6つの病気とその対処法
2020/11/1

ホウレンソウを栽培される方へ!ホウレンソウ栽培における6つの病気とその対処法

ホウレンソウの栽培では、モザイク病や炭疽病など様々な病気が発生し、病気で収穫できなくなってしまうということも多々あります。今回はそんなホウレンソウ栽培における主な病気6つとその防除方法をまとめました。

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1.モザイク病

モザイク病はアブラムシが媒介する病気です。アブラムシが葉から吸汁するときに植物に感染し、発病した部位から分泌される汁液によって周囲に被害が拡大します。

発症すると葉にモザイク状の模様が現れ、進行すると葉が萎縮してしまいます。モザイク病はほとんどの野菜に発生する病気のため、近くで育てている作物からの伝染にも注意しましょう。

防除方法

モザイク病には発病後に有効な治療法がないため、事前の防除が大切です。マルチやトンネルによって、病気を伝搬するアブラムシの飛来を防ぎましょう。
感染した葉は見つけたら除去してください。

感染拡大防止のため、発病した葉に触った後は、消毒するまで他の葉には触れないようにしましょう。

2.炭疽病

主に露地栽培において葉に発生します。褐色で円形の病斑がしだいに拡大し、斑点の内側が白っぽく変化して淡褐色~灰白色の大きな病斑になります。さらに進行すると、葉に穴が開いたり、枯れてきたりします。

防除方法

風通しを良くし、高温多湿を避けて育てましょう。発病初期は、発病した葉を早めに取り除き、薬剤を散布して病気の拡大を防ぎましょう。

3.べと病

主に葉に発生します。淡黄色の小さな斑点が時間の経過とともに拡大し、大きな黄褐色の病斑になります。温暖で多湿な時期には病斑部にカビが発生してきます。

べと病は葉の裏側で見られることが多い病気ですが、葉の表側に発生することもあります。雨が続いて湿度が高い場合、伝染した葉がベトベトになるのが名前の由来です。

防除方法

密植を避け、排水を良好にするなどして過湿状態にならないようにしましょう。また、畑では土壌からの感染への対策として敷きワラやビニールマルチの利用をおすすめします。

予防としての薬剤散布も有効です。水やりをする時にはできるだけ葉を濡らさないように心がけてください。

4.萎凋病

幼苗期に発生すると葉が萎れて枯死に至ります。収穫期に発生すると下葉から黄化や萎れが広がり、生育不良になります。このとき、根は褐色に変色しており、進行すると根全体が白いカビに覆われてしまいます。

防除方法

伝染源となる菌糸や胞子は土壌中に長期間残るため、病気が発生した畑の土を他の場所に持ち込まないようにしましょう。太陽熱消毒も有効です。種子を通じて伝染することもあるため、消毒済みの種子を使用するようにしましょう。



太陽熱消毒とは

太陽熱エネルギーによって地温を上昇させて、病原菌や雑草の種子、害虫の幼虫などを死滅させる病害虫防除方法です。5月から9月にかけての温度が高い時期にビニールシートで地面を覆うことで、3週間ほど地面の温度を60℃以上に保ちます。

5.立枯病

発芽後に葉柄や茎の下部が濡れたように腐敗し、やがて葉も萎れて枯死してしまいます。菌は多湿を好むため、梅雨の時期は特に注意が必要です。

防除方法

多湿な土壌で発生しやすくなるので、水はけが良い状態を保ちましょう。また、連作を避けるようにしましょう。

6.灰色カビ病

灰色カビ病は、ボトリティス菌という風によって飛散する糸状菌が原因となる病気で、葉や茎にカビが発生します。

初めに水浸状の病斑が現れ、時間が経過すると病斑部に灰白色〜褐色のカビが生じます。また、カビが茎の内部に及ぶと水を吸い上げられなくなり、上部の枯死につながることもあります。

防除方法

葉が茂りすぎていたり風通しが悪かったりすると、湿気が溜まって胞子が拡散しやすくなります。

できるだけ風通しの良い場所で、株間をあけて育てましょう。施設栽培を行う場合は、特に換気に気を配るようにしてください。

おわりに

代表的な病気への対処法をご紹介してきましたが、美味しいホウレンソウを収穫するためには農薬の力を借りる必要があることもあり得ます。本サイトの農薬データベースを開き、対象農作物に「ほうれん草」、適用病害虫に該当する病名を入力すると有効な薬剤を参照することができますので、参考にしてください。

加藤 慶太

農業ライター

全国の生産者の元を訪れ、自らの視点で様々な情報を提供します。

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