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ニンニク栽培6つの害虫対策法!ネギコガなど6つの害虫の被害とその防除方法を解説
2020/8/31

ニンニク栽培6つの害虫対策法!ネギコガなど6つの害虫の被害とその防除方法を解説

ニンニク栽培では、ネギコガやアザミウマなどの害虫が食害して被害をもたらします。そんなニンニク栽培の害虫6つについてその被害と防除方法をまとめました。

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1.アザミウマ

幼虫と成虫の両方が見られ、黄色や黒色で体長は1〜2㎜です。葉について吸汁し、葉に白い斑点が生じます。食害が増えると葉全体が褐色になり、放置すると枯死してしまいます。

防除方法

アザミウマが葉に産卵するのを防ぐために防虫ネットを張って予防しましょう。大量発生すると薬剤が行き届きにくくなるため、予防が大切です。

2.ネギコガ

ネギコガは蛾の仲間で、幼虫が植え付け後の時期に葉の内部に入り込んで食害します。被害が進むと、葉の内部に黒い糞が残っているのが見えることがあります。ネギコガは晩夏から秋にニンニク以外にも他の作物でも発生するので、同じ畑でニンニク以外の作物を育てている場合も注意が必要です。

防除方法

幼虫はサイズが小さいので、防虫ネットなどで防除するのが難しいです。そのため、生育中にこまめに葉をチェックして見つけ次第捕殺するようにしましょう。幼虫だけでなく、さなぎを取り除くと、成虫に卵を産み付けられることが少なくなり、次年度以降の被害を押さえることにつながります。

3.アブラムシ

小さな黄色や黒色の虫で、高い繁殖力を持っており大量に発生します。主に葉の裏に群生して吸汁し、葉の萎縮や生育阻害を引き起こします。排泄物によって葉がベタベタになるだけでなく、ウイルス性の病気を媒介したり、アリを誘引したりします。

防除方法

アブラムシを駆除するためにテントウムシを利用する方法があります。テントウムシは1匹あたり10~100匹ほどのアブラムシを捕食すると言われており、ビニールハウスをはじめ、テントウムシが逃げにくい環境の中でアブラムシを駆除したいときにおすすめです。

また、アブラムシと共存関係にあるアリを駆逐することでアブラムシを減らす方法もあります。アリはアブラムシと共存関係にあるため、アリを取り除くことでアブラムシを排除することができます。

4.センチュウ

センチュウ類は野菜の根に穴をあけて侵入し、根を腐らせたり葉を枯らしたりする害虫です。
寄生された根に無数の小さなコブがつくことから、この名が付きました。センチュウが発生すると、株の成長速度が遅くなったり収穫量が減少したりということにつながります。

防除方法

連作をすると、土壌の環境バランスが崩れてセンチュウが発生しやすくなるため、可能な限り連作は避けましょう。また、一度センチュウが発生した畑では、必ず土壌消毒を行うか土を入れ替えるようにしましょう。

5.ハダニ

葉裏に寄生して、葉の養分を吸汁します。放置すると吸われた部分の葉緑素が抜け白い斑点ができて乾燥状態となり、さらに進行すると葉全体の色が悪くなり、落葉してしまいます。被害のあった葉が落葉しても、ダニは新しい葉へと移動するため、被害は株全体に広がっていってしまいます。

防除方法

ハダニは水に弱いので、葉裏にスプレーなどで水を撒くことで、個体数を減らすことができます。畑の内外の雑草が主な発生源となるので、雑草を放置しないように注意してください。 湿度が上がると発生しやすくなるので、葉が密集しているときは適宜剪定をして風通しを良く保ちましょう。

6.ヨトウムシ

褐色または黒色をした3cm〜5cmの幼虫で、昼間は株元や葉裏に潜んでいます。夜間に活動して葉を食害します。ふ化した幼虫は、卵塊の周辺部から次第に行動範囲を広げ、食害していきます。

防除方法

栽培前に圃場をよく耕して、幼虫を見つけた場合は駆除しましょう。
また、ヨトウムシは葉の裏側に卵を産み付けるため、葉の裏側を確認して産卵されていないかどうか調べます。もしも卵を発見した場合は、孵化する前に処分しましょう。
防虫ネットを張って成虫の飛来を防ぐことも有効です。

7.おわりに

ニンニクに発生する害虫とその予防法を中心に紹介してきました。しかし、それでも害虫が発生したとき、特に大量に発生してしまった場合には、農薬を使った対処が必要になってきます。本サイトの農薬データベース(対象農作物ににんにく、適用病害虫に害虫名を入力してください)も参考にしながら適切な方法で駆除を行ってください。

加藤 慶太

農業ライター

全国の生産者の元を訪れ、自らの視点で様々な情報を提供します。

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