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美味しいニンジンを栽培するために!知っておくべきニンジン栽培7つの病気
2020/2/9

美味しいニンジンを栽培するために!知っておくべきニンジン栽培7つの病気

ニンジン栽培ではうどんこ病などの有名な病気から紫紋羽病やしみ腐病気といった他の野菜では余り見られないものまで様々な種類の病気が発生します。今回はニンジン栽培における7つの病気とその対処法をまとめました。

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1.黒葉枯病

葉に褐色の小斑点ができ、その後斑点が大きくなると葉の縁が巻き、やがて枯れてしまいます。葉柄や茎ではくぼみかけた紡錘状の病斑が出来ます。また、湿度の高い時期には病斑上に黒いカビが発生してしまいます。肥大期に発生しやすくなる病気です。

防除方法

高温で夏場の降雨と乾燥が交互にやってくる時期に発生しやすくなります。肥大期に入ってからあわてて追肥すると裂根を起こしやすくなってしまうので、薬剤での防除は早めに行うようにしましょう。

2.うどんこ病

葉に白いうどん粉をまき散らしたような斑点が出ます。白は太陽光を反射してしまうので、斑点が広がると葉の光合成が妨げられ、成長が止まってしまいます。窒素過多になると株が軟弱に育ち、うどんこ病の一因になります。うどんこ病は乾燥時に発生しやすくなりますが、カビの胞子は雨が当たることにより飛散して拡大するので、雨が降るたびに繁殖して患部が広がり、対処がさらに難しくなっていくのが特徴です。

防除方法

湿気が溜まると胞子が拡散しやすくなるので、罹患部位はすぐに取り除き、植わっている場所の風通しをよく保ちましょう。窒素肥料の使用は決められた範囲内にとどめ、窒素過多の状態になるのを防ぎましょう。発生初期であれば、木酢液や酢を水で薄めたものまたは重曹の散布で症状が消えることがあるので試してみてください。さらに被害がひどくなった場合は株の枯死を防ぐために薬剤散布が必要になってきます。

3.モザイク病

葉や茎、花に黄淡色の病斑がいくつも現れ、それが株全体にモザイク状にまん延していく病気です。病気が進行していくと、葉が極端に細くなっていき、葉や茎に奇形が見られるようになるなどしていきます。アブラムシによって媒介されて伝染していくことが知られています。

防除方法

モザイク病はウイルス病なので、発病すると治療法がありません。マルチやトンネルによって、病気を伝搬するアブラムシの飛来を防ぎましょう。薬剤を使って予防することもできます。

4.黒斑病

葉に黒色の小斑点が生じ、その周りは徐々に乾燥していき、青白く変化して最終的には壊死してしまいます。衰えた古い葉に発生し発生しやすいです。

防除方法

大根だけでなく、キャベツ、小松菜、ブロッコリーなどのアブラナ科の植物を連作しないように注意しましょう。

5.乾腐病

葉根に水浸状の病斑が出来、皮上の溝に沿って拡大していきます。収穫後も病斑は拡大し、黒くなったり白いカビが発生したりします。。

防除方法

土壌を通じて菌は何年も残存し感染してしまうので、前作の残渣はしっかり畑の外で処理するようにしましょう。

6.紫紋羽病

葉が黄化すると同時に根の表面に紫色のカビが膜状に発生し、根の組織が腐敗します。進行すると茎にも萎縮したり、縦じわが出来たりといった病徴が見られ、ひどくなると株全体が枯死してしまいます。

防除方法

病原菌は同上を通じて伝染するので被害株は早めに抜き取って処分し、その後にはしっかり土壌消毒を行いましょう。

7.しみ腐病

小さな長円形をした、しみのような斑点が出きます。降雨が続くと病斑は大型化し、表面は腐敗してしまいます。また、病斑の中央に亀裂が生じてしまうこともあります。

防除方法

連作を避け、排水の良い土壌を保って、多湿の状態にならないようにしましょう。

8.最後に

すでに患部が広がり、葉を取り除くだけでは完治が難しい場合は農薬を使う必要が出てきます。本サイトの農薬データベース(対象農作物にトマト、適用病害虫に害虫名を入力してください)で対象農作物にきゅうり、適用病害虫に該当する病名を入力して出てくる情報を参考にしてください。

加藤 慶太

農業ライター

全国の生産者の元を訪れ、自らの視点で様々な情報を提供します。

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